いつもhyloをご愛顧いただき、ありがとうございます。
今回はhyloが、なぜこのシューズを作るのか。何を大切にしているのか。そして、私たちが本当に届けたいものは何なのかをお伝えできればと思います。
「気候変動が、走る場所を奪っていく」— ブランド誕生の原点
hyloは、2019年、イギリスで誕生しました。創業者は3人。それぞれが異なるバックグラウンドを持ち寄って、このブランドは生まれました。
- マイケル・ダウティ(FOUNDER / CBO)— 元プレミアリーグのプロサッカー選手
- ジェイコブ・グリーン(CO-FOUNDER / CEO)— 大学で野生動物経済学を専攻、サステナビリティ分野の研究者
- ジョルマ・シーボーン(CO-FOUNDER / CPO)— アストンマーティンやアディダスで製品開発に携わってきたエンジニア
ブランド誕生のきっかけとなったのは、創業者の一人であるマイケルが、現役のプロサッカー選手として直面したひとつの現実でした。
気候変動の影響で、試合や練習が中止される。
走る場所、競技する場所が、少しずつ奪われていく——その実感を、誰よりも肌で感じていたのがマイケルでした。アスリート視点でのその問題意識に、ジェイコブのサステナビリティ研究の知見、ジョルマの製品開発のキャリアが加わり、3人はこう考えました。
「アスリート自身が、環境保護のために声を上げ、行動するブランドを作ろう。」
「高いパフォーマンスを諦めずに、地球への負荷を限りなく小さくしたものづくりは、必ずできるはずだ。」
その問いから生まれたのが、hyloのブランド哲学です。

HIGH PERFORMANCE, LOW IMPACT. 高いパフォーマンスを、低い環境負荷で。
シューズの箱を開けると、まずこの言葉が目に入ります。これは単なるキャッチコピーではなく、hyloがすべての判断のよりどころにしている、ものづくりの原点です。
B Corporation 認証 — 世界が認めた「信頼の証」
hyloは、創業から間もなく B Corporation(B Corp)認証 を取得しました。
B Corp認証は、ひとことで言えば「環境・社会・ガバナンスのすべての面で優れた企業」に与えられる国際的な認証制度です。以下の5領域で評価されます。
- ガバナンス:企業の透明性・倫理性
- 従業員:労働環境・福利厚生・多様性
- コミュニティ:地域社会への貢献・公平な取引
- 環境:CO₂削減・資源効率・サステナブル素材
- 顧客:製品やサービスの社会的価値
認証されるには、200点満点中 80点以上 のスコアが必要です。
そして、hylo ATHLETICSのスコアは 104.3点。認証基準を24.3点も上回る水準です。

その評価は世界的にも認められており、海外メディアが選出する「2024年 エコ意識の高いランナーのためのB Corp認証ランニングシューズ トップ5」にも、hylo ATHLETICSは選ばれています。
ここからは、最新モデル hylo AXIS が、具体的にどれほど環境に配慮されたシューズなのか。データでご紹介させてください。
カーボンフットプリント
製造時のCO₂排出量は、わずか 9.05 kg-CO₂e。
一般的なランニングシューズの 約 12.5 kg-CO₂e と比べて、約 28% ものCO₂削減を実現しています。

シューズを1足作るたびに、これだけの差が積み重なる。年間で、ブランド全体で、その差を考えると、決して小さな数字ではありません。
バイオベース素材の構成
hylo AXISは、シューズの各パーツに植物由来のバイオベース素材を採用しています。

- アッパー:60% がバイオベース素材 USDA(米国農務省)認定の砂糖とトウゴマ油から作られる、世界でも数少ない 100% バイオベース素材「PA510」 を新開発。標準ナイロンやPETよりも軽量で、収縮率が低いのが特徴です。
- ミッドソール:50% がバイオベース素材 トウモロコシ・サトウキビ由来の成分を、前モデルIMPACT比で 110% に増量。さらに、超臨界窒素注入製法 によって発泡剤を使わずにクッション性を実現しています。
- アウトソール:60% がバイオベース素材 接地面でも、植物由来素材を惜しみなく使用しています。
その他の環境配慮

- 動物由来素材を一切使用しない、完全ヴィーガン
- TPU・Backer(補強材)には リサイクル素材 を採用
- パッケージにもブランドの一貫した姿勢が表れています
ここまで徹底するブランドは、世界を見渡してもごく一部です。
我々がhyloを届けたいと思っている理由は、シンプルです。
「いいモノを選ぶ」という行動が、そのまま「地球の未来を選ぶ」ことに繋がるブランドだから。
走るという行為は、地球の上でしかできないことです。雨に降られたり、風を感じたり、季節の変わり目に空気の匂いが変わったり——走ることは、地球と繋がる体験そのものです。
その走る場所を、未来に残していくために、私たちは何ができるのか。
hyloの創業者たちが「自分たちでブランドを作ろう」と決めたあの瞬間と同じように、このブランドを届けることで、多くの方々に「もう一つの選択肢」を提示できればと考えています。
ただ履き心地がいい、ただ走りやすい、だけではなく、履くたびに「自分は地球にやさしい選択をしている」と思える一足。
そんなシューズを、これからも丁寧に、誠実にお届けしていきたいと思います。
hyloは、走る楽しさを諦めません。同時に、地球への責任も諦めません。
HIGH PERFORMANCE, LOW IMPACT.
このシンプルな哲学が、これからのランニングシューズの新しいスタンダードになっていくと、私たちは信じています。
ぜひ一度、hylo AXISを履いてみてください。 履き心地の良さと、その背景にある想いを、足元から感じていただければ嬉しいです。
そして、走るたびに、地球の未来のために少しだけ選択を変えた自分を、誇りに思っていただけたら——それが、私たちの何よりの願いです。

